こんにちは、看護師転職アドバイザーMIHOです。



国立がんセンターが公表したデータによりますと、日本でがんに罹患している患者さんは約100万人、また、年間40万人弱の方ががんによって亡くなっています。



もはや国民病と言うべき『がん』の看護を専門に行う看護師の役割とニーズ、給与や関連資格について説明してまいります!



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がん看護に関する専門・認定資格は3つ




日本看護協会が認定する専門看護師・認定看護師のなかで、がん看護に関するものは、『がん看護専門看護師』と『がん化学療法看護認定看護師』と『がん性疼痛看護認定看護師』の3つがあります。



これらの資格の役割と取得方法について見ていきましょう。



がん看護専門看護師の役割と資格取得方法




がん患者の身体的・精神的苦痛を理解し、生活の質(QOL)の視点に立った質の高い看護を提供することが、『がん看護専門看護師』の役割です。



11ある専門看護師の資格の中で、もっとも古い資格であることからも、看護領域における『がん看護』の重要性の大きさが分かります。



『がん看護専門看護師』になるためには、看護系の大学院修士課程以上を修了し、看護師の資格を取得してから5年以上の臨床経験を積み、そのうち3年以上は医療機関の外来や病棟で『がん看護領域』の看護活動に関わっている必要があります。



その上で書類審査と専門分野の筆記審査に合格すると、『がん看護専門看護師』の資格を取得することができるのです。



ただし、専門看護師の資格は永久資格ではありませんので、5年ごとに看護実績と研究業績を提出し、資格延長を願い出る必要があります。



がん化学療法看護認定看護師の役割と資格取得方法




『がん化学療法看護認定看護師』は、がん化学療法に用いられる薬剤を安全かつ適切に取り扱う資格を有する看護師です。



副作用として生じる症状緩和の手助けや患者自身のセルフケア指導も行います。



看護師資格を取得してから5年以上の臨床経験を持ち、なおかつ3年以上はがん看護領域で勤務した看護師が、『認定看護師教育機関』で6ヶ月・615時間以上の研修課程を修了して筆記試験に合格すると、『がん化学療法看護認定看護師』の資格を取得することができます。



認定看護師も専門看護師と同じく、資格取得後5年ごとに看護実践と自己研さんを示す書類を看護協会に送り、資格延長の審査を受けます。



化学療法を実施する上で知っておきたいことを次の記事でまとめてあります。



ぜひ参考にしてください。



化学療法を行う際の看護師の役割と注意点、関連資格について!

疼痛緩和の看護とは?実践方法とケアポイントまとめ!



がん性疼痛看護認定看護師の役割と資格取得方法




『がん性疼痛看護認定看護師』は、がんの痛みに注目した認定資格です。



疼痛管理のための適切な薬剤使用を行い、がん患者や支援するそのご家族に対して総合的・個別的なケアを行います。



認定看護師の資格ですので、『がん化学療法看護認定看護師』と同じく、看護師資格を取得してから5年以上の臨床経験とそのうち3年以上はがん看護領域で経験を積んでいる看護師が、『認定看護師教育機関』で6ヶ月・615時間以上の研修課程を修了し、なおかつ筆記試験に合格すると資格取得することができます。



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がん専門看護師・認定看護師のニーズは高い




がん患者が増えるにつれ、がんに対する国民的な関心も高まっています。



がん検診を受ける人も増え、以前と比べると情報も取得しやすくなっており、早期発見・早期治療が可能にはなっていますが、まだまだ特効薬的な治療方法は見つかっていないために、入院や在宅で長期治療を行う人は増えています。



がん看護は、がん専門病院だけでなく、泌尿器科・消化器科・腎臓内科などの内科全般、また、近年増えつつある在宅看護の現場でも需要は増しています



私の周囲を見渡しても、がん看護を専門に行う看護師のニーズはますます高まっているというのが日本における現状であることには疑いようがありません。



がんとは切っても切れない化学療法と退院支援については、次の記事も参考にしてくださいね。



ケモ(化学療法)における看護師の役割!心構えと看護手順!

退院支援看護師とは?仕事内容や役割、必要な資格などについて!



がん看護の資格が給与に反映されないことも多い




ニーズが増えているということと、給与が増えるということはあまり相関がありません。



認定看護師や専門看護師の資格は取得するために時間も費用もかかる資格ですが、全ての病院が資格手当を支給しているのではありませんから、資格を保有していることが給与アップに即繋がるわけではないのです。



ですが、がん患者のケアをチームで行う病院などでは、がん看護の認定看護師や専門看護師の資格を取得している看護師がチームリーダーを務めたり、何らかの役職に就くことが多くあります



そのため、役職手当が支給され、結果として給与アップが見込めることはあるでしょう。



私の大学院時代の同級生の中で、がん看護専門看護師の資格を取得して、病院と在宅看護をつなぐチームリーダーとして活躍している看護師がいます。



疼痛管理のための薬剤使用も患者さんによって効果が異なりますので、がん看護に関わって10年を超える私の同級生も、毎日かならず新しい発見があると言っていました。



資格を保有し続けるためには、そのような経験や研究によって分かった事柄をレポートにまとめて5年に1度は提出しなくてはなりませんので、常に新しい知識を身につけることができる資格とも言えるでしょう。



がん領域を極めたいナースが知っておくこととは




専門医や専門看護師が多く働く職場で勤めてみたいと考えているナースも多いのではないでしょうか。



そのような向学心の強いナースは、まずリーダーや中堅ナースに求められている役割を熟知しておく必要があると思われます。



次の記事を参考に、目指すべきナース像を描いて見ましょう。



看護師のリーダー業務とは?役割と責任、成功するコツについて!

中堅看護師の役割とは?求められる働き方と立ち位置について!



また、転職してスキルアップしたいというナースも少なくないかもしれません。



親身に相談に乗ってくれるコンサルタントが多い人気の看護師転職サイトを7つ紹介いたします。



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