老年看護学のコツと事前学習


こんにちは、看護師転職アドバイザーMIHOです。



高齢化社会が進むにつれて、高齢者を対象とした看護学『老年看護学』の必要性や関心も高まってきています。



看護師の国試においても『老年看護学』から出題される比重が増えてきており、看護師として働く上で、『老年看護学』をしっかりと身につけておくことは必要不可欠と言えると私は思います。



今日は、老年看護学とは何か、どんな役割を果たしてどんな特徴があるのか、老年看護学の学びにはどのような意義があるのか等について説明していきます。



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老年看護学とは




老年看護学とは?


『老年看護学』とは、ひとことで言えば、高齢者が生き生きと生活することが出来るために、高齢者の特徴や高齢者に特有の疾患などを学ぶ学問のことです。



元々は『成人看護学』の領域に含まれていましたが、高齢者特有の特徴を把握し、高齢者に最適な看護を実践するニーズから、1990年『老人看護学』が誕生し、1996年には名称が『老年看護学』と改称されて教授たちが配置され、講義や実習が看護教育課程に組み込まれるようになりました。



1995年に創立した日本老年看護学会では、どうすれば高齢者に質の高い看護を提供できるのかという課題を追求し、実践に基づいた看護研究を行うことを第一義としています。



もちろん、他の看護学領域の学問と同じく、『老年看護学』においては、ただ机上で本からの知識をとり入れたり英語の論文を読んだりするだけでなく、実習や演習を通した生きた知識を習得することが何より大切になります。



また、看護目標を構築して、実習をアセスメントして反省点を見つけることや自分なりの感想を持つことも、知識習得には欠かせないポイントだと私は思います。



身近な知識習得の場としては、各職場で行われるカンファレンスが挙げられます。



カンファレンスの苦手意識を克服するコツについては、次の記事を参考にしてください。




看護カンファレンスの苦手意識を克服するには?コツ2点まとめ!



老年看護学実習の目標の立て方




老年看護学実習の目標の立て方


老年看護に関わらず、看護領域のどの分野においても、実習目標を立てる前に



  • 患者さんの1日の行動を知ること

  • 患者さんの行動のどの部分に看護介入ができるか



  • の2点を把握することが大切になります。



    その上で、患者さんが高齢者であることを踏まえ、『患者さんの人格・生き方を尊敬し、尊重した看護を提供すること』を看護目標にリンクさせていくのです。



    看護学実習における目標は、『看護師自身の目標』と『看護の対象となる患者さんの目標』の両方を意味しますが、そのいずれもが患者さんの利益(社会生活への適応・復帰や生きる目標を取り戻すこと、介助者の力を借りずにできることを増やすこと等)になることを前提で立てなくてはなりません。



    老年看護における事前学習の方法




    対象となる患者さんや施設、患者さんの疾患などを把握し、病態や症状について事前に教科書や資料を通して学習しておきます。



    特に、高齢者は疾患が持つ一般的な症状が出ないことも多いですので、なるべく多くの症例を検索し、どのような症状が出ると予想できるのか、どのような反応(痛みによってひきこもったり不機嫌になったりする等)となって現れることが多いのかを把握しておきます。



    もちろん、該当する箇所を流し読みしたり、インターネットから記事を貼りつけたりするだけでは、まったく頭に入らないので学習したことにはなりません



    重要だと思われることは声に出して読んでみたり、手書きで書き写したりして、情報を確実に自分のものにしておきましょう



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    老年看護で押さえておくべき高齢者の3つの特徴




    老年看護学を学ぶ上で、高齢者の特徴をしっかりと把握しておくことは大切なことです。



    その1;高齢者の身体的特徴




    老年期には体重や身長が減少したり、毛髪量が減ったり白髪が増えたり、皮膚が乾燥したりシワが増えたり、歯が抜けたり、骨密度が低下することで脊椎が湾曲したりといった外見的変化が現れます。



    また、筋力や持久力が低下し、感覚器が鈍化し、動作自体が緩慢になるなどの身体機能的変化も生じます。



    その他にも、嚥下機能や心臓のポンプ機能、咀嚼機能なども低下し、日常生活に不便や不快を感じる機会も増えていきます。



    その2;高齢者の精神的特徴




    変化が生じるのは身体面だけではありません。



    精神的な面においても、変化は徐々に表れていくのです。



    言語能力や推理能力が低下し、学習効率や記憶力も低下していきます。



    また、新しい物事に慣れたり、新しい環境に適応したりする能力も低下していくことが見られます。



    その3;高齢者の疾病の特徴




    また、疾病に関しても、高齢者特有の状態が見られることがあります。



    一度疾病に罹患すると慢性化しやすく、症状の改善がなかなか見られません。



    また、合併症を起こしやすく、疾病の特徴的な症状が出ないこともあります。



    その他にも、脱水症状や電解質異常、意識障害を起こしやすく、薬物に対しても副作用が起こりやすくなります



    老年看護学の実践




    老年看護学を学ぶことで、高齢者の予後を予想しやすくなり、看護効率を向上させることができます。



    また、患者さん個人個人を理解する助けにもなりますので、質の高い看護を実践することが可能になります。



    高齢者の多い介護施設や病棟でも、老年看護学に対する勉強会や研修、業績発表会を実施することで、スタッフ1人1人が、質の高い介護や看護を実践できるようになるでしょう。



    毎日のカンファレンスにおいても老年看護に関する議題を頻繁に取り上げるなら、高齢者への理解がいきわたった病棟・施設になると私は思います。



    もちろん、高齢者と言っても他の年齢の患者さんと同じく個人差があります。



    ですが、高齢者に見られる『傾向』や『特徴』を知っておくことで、高齢の患者さん個人にナース1人1人がしっかりと向き合う力が生まれてくると言えると私は思います。



    高齢者が多い施設として老健やデイサービス、特養を挙げられます。



    それぞれの現場でナースが求められている仕事内容やケア内容については、次の記事を参考にしてください。



    介護老人保健施設の看護師の役割とは?働きやすい職場の選び方!

    デイサービスの看護師の役割について!デイケアとの違いとは?

    特養で働く看護師の役割とは?求められる資格や給与について!



    知識を活かせる職場に転職する




    高齢者の健康管理や機能、支援活動等についての知識をいくら増やしても、医療現場や介護の現場で活用しないならば『生きた知識』にはなりません。



    また、他のスタッフとの連携作業や地域との連携もうまく機能していない場合も、充分に知識を活用することができません。



    現在の職場が老年看護学の知識を充分に活用できる環境ではないときは、転職することで理想的な看護を追求することができます。



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